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緊急時に頼りになる連結送水管の仕組みと重要性

  • 執筆者の写真: 設備 中嶋
    設備 中嶋
  • 2024年4月9日
  • 読了時間: 3分
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連結送水管は、高層建築物、地下街等に設置される、本格的な消火活動を行う際に消火用の水を火災が発生した場所まで送水するために高設置される設備で、一定の基準を満たしている建物に対して設置が義務付けられている消火設備です。 各階の放水口から水平距離が50m以内にすべての床を覆えるように配置、放水口は消防隊が消火活動を行える場所に設置、11階以上では放水口も双口型…など送水口のホース接続口の高さなど、細かく取り決めがあり、火災になった際、地上階に設置された送水口にホースを接続してポンプで水を送り、火災発生階の放水口に接続したホースから水を出して鎮火を目指します。


連結送水管工事

駅やテナントの中の放水用器具格納箱にあり送水口、放水口、放水用器具格納箱等から構成され、設置後も定期的な点検の必要があります。消防車から放水口に水を送るための送水口、接続することで消火活動を行う放水口、連結送水管安堵を格納する放水用器具格納箱等から構成され、火災の際には消防車から送水口を通じて送水し、放水口にホースを接続して消火活動ができるようになっています。 7階以上の建築物や5階以上で延べ床面積が6,000㎡以上の建築物などが設置基準の対象となり連結送水管の設置が必要とされています。 通常では「乾式」と呼ばれるなにも入っていない状態で収納されていますが、階数でいうと11階以上、高さだと70mを超える場合は「湿式」と呼ばれる配管の中に消火用の水は入っている状態で収納されるようになります。


連結送水管は点検が必要です

連結送水管はまさに人の命に直結している設備です。 そのため、必ず定期的に点検する必要があります。 連結送水管は、設置してから10年経過した際に必ず点検をする必要があり、その後も3年ごとに耐圧性能点検を行うことが消防法により義務付けられています。 点検の際は実際に設置されている配管に水圧をかけ、異常や問題がないか点検をします。


修理工事の流れ

実際に問題や異常があった際の修理工事の流れをご紹介します。 (1)埋設配管への配管を切断します。 (2)ルート変更を行い、新規配管工事を行います。 (3)送水口を設置します。 (4)保温・ラッキングを行います。 (5)施工した箇所の塗装工事を行います。 (6)既存配管撤去・メクラ処理を行います。 (7)雑補修工事を行います。 (8)消防検査を行います。消防設備でもあるので、必ずこの検査は行います。 (9)最後に工事完了報告をし、仕上がりをチェックしていただいてからお引渡しします。

弊社は工事が全て完了した後にご請求させていただきます。

連結送水管工事は弊社にお任せください

有事の時に人の命を救うためにある連結送水管工事。 実際に家事があった際に不備があって救助活動ができなかった。定期的に点検してたのに使えなくなっていた。となっては困りますよね。 そのような事態が起きた時、最悪の場合はその設備の所有者が責任に問われることがあります。 弊社はテナント・工場やプラントなど数多くの事業用物件での施工実績が豊富なため、安心してお任せいただけます。もちろん点検作業、点検で問題が見つかった際の修繕工事まで全てお任せいただけます。


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