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2024.02.27地域によって違う!排水方式は合流方式と分流方式2種あり

排水は生活する上でなくてはならない仕組みであり建築物の管理に不可欠な機能です。排水方式の違いは、排水する水の種類の違いによってうまれるものです。
雨水排水、汚水排水、雑排水排水と存在し、これらの排水の処理方法は、お住まいの地域の状況により違います。


排水する水の種類の違い


汚水

家庭や産業から発生する汚れた水を指します。具体的には、トイレで使用された後の排水で生活環境や健康に悪影響を与える可能性があるため、適切に処理する必要があります。通常、下水道や浄化槽を通じて処理されます。

 

雨水

雨や雪解け水、湧き水といった自然現象により生まれる水となります。一般的には雨水管を通って河川へと放流されています。少し疑問に思うのは、
汚水は河川に放流するのは問題だけど、雨水が下水処理場に行くのは大丈夫では?と思う事がありますが、雨の日に下水処理場の処理能力を超えた雨水が下水処理場に流れ込んでしまったとすると、汚水マスや道路のマンホールから汚水が溢れ出す事や、トイレや浴室などの汚水が流れにくくなったり、逆流したりするなどの事が想定されます。また下水処理場の処理能力を超えてしまうとキレイに処理しきれず、河川の水質悪化を招いてしまうことがあるため注意をしなくてはなりません。

 

雑排水

私たちの生活から生じる排水のうち、排泄物を含まない排水を指し、キッチンや洗濯機、風呂場から出る排水が挙げられます。生活排水の約8割が雑排水だと言われています。

 

お住まいの地域によって違う排水方式


分流方式

雑排水と汚水の配管を別系統にして排水する方法。汚水配管のみ浄化槽で処理され、雑排水、雨水はそれぞれ別系統で配管する事により、
浄化槽には流さずにそのまま敷地前の側溝や河川に排水します

合流方式

雑排水と汚水を一緒に下水道、浄化槽で処理して排水する方式。
雨水のみ別系統で配管し、下水道・浄化槽には流さずにそのまま敷地前の側溝や河川に排水します。
下水道が整備されていない地域では浄化槽へ流し、トイレの排水や生活排水をきれいな水に処理してから側溝や地下へ浸透させます。以前は、水洗トイレの排水(汚水)のみを処理する「単独処理浄化槽」と、トイレの排水と一緒にキッチンやお風呂などの雑排水も一緒に処理できる「合併処理浄化槽」の2種類がありました。
浄化槽法が平成13年に改正され、「単独処理浄化槽」は新設が禁止となり、現在製品生産されていません。
現在、浄化槽とされるのは「合併処理浄化槽」のことで、配管方式も「合流方式」で新設を行うこととなります。


川崎市の処理方法は?

川崎市では、川崎区、幸区、中原区の大部分、高津区の一部を合流式、中原区の一部、高津区の大部分、宮前区、多摩区、麻生区は分流式の下水道となっています。川崎市の排除方式の調べの方は、川崎市ホームページ「ガイドマップかわさき」公共下水道台帳施設平面図をご覧ください。

公共下水道台帳施設平面図
引用:川崎市ホームページ「ガイドマップかわさき」公共下水道台帳施設平面図

浄化槽に関しては「単独処理浄化槽」を「合併処理浄化槽」へ交換するには自治体知事の認可が必要となります。
弊社は横浜・藤沢・川崎市の指定給排水装置工事事業者、水道局指定工事店で、浄化槽設置工事のみならず水道設備に関する工事はお任せいただけます。お気軽にお問合せください。

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