2024.06.11現代建築の防火対策を考える…連結送水管の必要性
消防設備の一つに「連結送水管」というものがあります。連結送水管とは、建物の内部に設置されている消防設備の一部で、消防隊が建物内に水を供給するための管路システムです。一般的に、水を建物内の消火設備に送るために使用されます。これにより、消防隊は高層ビル地下街など建物内に配管設備と放水口を設けて、火災現場での放水活動を円滑に行えるようにします。
対象の建築物
・地上7階以上の建物
・地上5階以上で延べ面積が6,000㎡以上の建物
・延べ面積1,000㎡以上の地下街
・道路の部分を有する防火対象物
外部連結口
建物の外壁などに設置されており、消防車のホースを接続する部分です。消防車がここから水を送り込みます。
内部配管
建物内部に設置されている配管で、送られた水を各階や消火設備に供給します。高層ビルなどでは、複数の階にわたる配管が必要になります。
内部消火設備
送られた水は、スプリンクラーや室内消火栓に供給され、火災が発生した場合にすぐに消火活動を開始できます。
連結送水管は点検が必要です
連結送水管はまさに人の命に直結している設備です。
そのため、必ず定期的に点検する必要があります。
連結送水管は、設置してから10年経過した際に必ず点検をする必要があり、
その後も3年ごとに耐圧性能点検を行うことが消防法により義務付けられています。
点検の際は実際に設置されている配管に水圧をかけ、異常や問題がないか点検をします。
修理工事の流れ
実際に問題や異常があった際の修理工事の流れをご紹介します。
(1)埋設配管への配管を切断します。
(2)ルート変更を行い、新規配管工事を行います。
(3)送水口を設置します。
(4)保温・ラッキングを行います。
(5)施工した箇所の塗装工事を行います。
(6)既存配管撤去・メクラ処理を行います。
(7)雑補修工事を行います。
(8)消防検査を行います。消防設備でもあるので、必ずこの検査は行います。
(9)最後に工事完了報告をし、仕上がりをチェックしていただいてからお引渡しします。
弊社は工事が全て完了した後にご請求させていただきます。
連結送水管工事は弊社にお任せください
連結送水管は、消防設備の中でも重要な役割を果たすシステムです。特に高層ビルや大規模施設において、消防隊が迅速かつ効率的に消火活動を行うためには欠かせない設備と言えます。そのため、定期的な点検とメンテナンスが重要であり、建物の管理者はその維持に努める必要があります。
弊社ではテナント・工場やプラントなど数多くの事業用物件での施工実績が豊富なため、
安心してお任せいただけます。
点検作業、点検で問題が見つかった際の修繕工事まで全てお任せいただけます。
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